パソコンを快適に使うためには、マウスやキーボード、モニター、外付けストレージなどの周辺機器が欠かせません。
しかし、種類が多くどれを選べば良いのか分からない初心者の方も多いでしょう。
本記事では、周辺機器の種類別の選び方ポイントと、用途に合ったおすすめの選び方を詳しく解説します。
これを読めば、自分にぴったりの周辺機器を選ぶ自信がつきます。

1. 周辺機器を選ぶ前に確認すること
1.1 使用目的を明確にする
周辺機器は用途に合わせて選ぶのが基本です。
- 仕事・オフィス向け → 長時間のタイピング・資料作成向け
- ゲーム向け → 高速レスポンスや多機能マウス・キーボード
- 動画・画像編集 → 高解像度モニター・大容量ストレージ
- 外出・モバイル重視 → 軽量・コンパクト・無線対応
1.2 予算を決める
高性能モデルほど価格が上がりますが、必要な機能に絞ればコスパ良く選べます。
- 低価格帯(〜5,000円) → 基本操作用・軽作業向け
- 中価格帯(5,000〜15,000円) → 作業効率重視・快適なタイピング
- 高価格帯(15,000円〜) → ゲーム・クリエイティブ作業・多機能モデル
1.3 接続方式を確認
- 有線 → 安定性が高く遅延が少ない
- ワイヤレス(Bluetooth / 無線USB) → ケーブルレスで机上スッキリ、モバイル向け
2. マウスの選び方
2.1 形状と握りやすさ
手の大きさや握り方に合わせて選ぶことが重要です。
- かぶせ持ち(パームグリップ) → 手全体を載せて操作、疲れにくい
- つかみ持ち(クローグリップ) → 細かい操作が得意
- つまみ持ち(フィンガーチップ) → 高速操作向き
2.2 用途別おすすめ
- 仕事用 → 静音ボタン・スクロールの滑らかさ重視
- ゲーミング用 → DPI調整・マクロボタン・RGBイルミネーション
- モバイル用 → 小型・軽量・Bluetooth対応
3. キーボードの選び方
3.1 キータイプ
- メンブレン → 静かで柔らかい打鍵感、初心者向け
- メカニカル → カチカチとした打鍵感、耐久性が高くゲーミングやタイピング重視向け
3.2 配列とサイズ
- フルサイズ(104キー前後) → 数字入力やショートカット重視
- テンキーレス(87キー前後) → 机のスペースを広く使える
- コンパクト・モバイルキーボード(60〜75%) → 持ち運び向け
3.3 無線か有線か
- 在宅ワークやモバイル向け → Bluetoothや2.4GHzワイヤレス
- デスク環境で安定性重視 → 有線
4. モニターの選び方
4.1 サイズと解像度
- フルHD(1920×1080) → 普通の作業やWeb閲覧に最適
- WQHD(2560×1440) → 画像編集やマルチタスク向き
- 4K(3840×2160) → 高精細で動画編集・クリエイティブ作業向け
4.2 リフレッシュレートと応答速度
- 一般作業 → 60Hzで十分
- ゲーム → 120Hz〜240Hz、応答速度1〜5msのモデルがおすすめ
4.3 パネル種類
- IPSパネル → 視野角広く色再現性が高い
- VAパネル → コントラストが高く映像鑑賞向け
- TNパネル → 応答速度が速く、ゲーミング向け

5. 外付けストレージの選び方
5.1 SSDかHDDか
- HDD → 大容量・低価格、保存用に最適
- SSD → 高速アクセス・耐衝撃、作業効率向上
5.2 接続方式
- USB 3.2 / USB‑C → 高速転送
- Thunderbolt 3/4 → さらに高速、クリエイティブ作業向け
5.3 容量の目安
- 文書・画像中心 → 1TB前後で十分
- 動画・高解像度データ → 2TB以上推奨
6. USBハブ・ドッキングステーションの選び方
6.1 ポート数と種類
- USB‑A / USB‑C / HDMI / LAN / SDカードリーダーなど
- 利用する機器に合わせて必要なポートを確認
6.2 給電対応(Power Delivery)
- ノートPCへの給電も同時に行いたい場合、PD対応モデルを選ぶ
6.3 接続方式
- USB‑C接続 → ケーブル1本で映像・USB拡張・給電可能
- USB‑A接続 → 古いPCでも使用可能
7. ウェブカメラ・マイクの選び方
7.1 ウェブカメラ
- 解像度 → 1080p以上推奨
- フレームレート → 30fps〜60fps
- マイク内蔵か外付けか → 音声も重要な場合はマイク付き
7.2 マイク
- USB接続 → 簡単接続で高音質
- XLR接続 → プロ品質、オーディオインターフェイス必須
8. 選ぶときの総合的なポイント
- 使用用途に合った機能重視
- 接続方法や互換性の確認
- 持ち運びやすさ・設置スペース
- 予算とのバランス
- 信頼できるメーカーやサポート体制
特に初心者は、安価で基本機能が揃ったモデルから始め、必要に応じて買い足す方法がおすすめです。
9. まとめ
パソコン周辺機器は、使う目的や環境に合わせて選ぶことで、作業効率や快適さが大きく変わります。
- マウス・キーボード → タイピングや操作感重視
- モニター → サイズ・解像度・パネルタイプ
- ストレージ → SSD/HDD、容量・速度
- ハブ・ドック → ポート数と給電機能
- ウェブカメラ・マイク → 解像度と音質
この記事を参考に、自分に合った周辺機器を揃えれば、在宅ワークも外出先作業も、ゲームもクリエイティブ作業も快適になります。
まずは用途と予算を明確にして、必要な周辺機器から揃えていきましょう。